Summit Exploration and ProductionはVeeam Software製品とVMware製品で構築していたバックアップシステムを、HYCU製品とNutanix製品を組み合わせたシステムに移行させた。選定理由は何だったのか。実感した利点は。
石油とガスの探査を手掛けるSummit Exploration and Production(SEPL)は、バックアップ製品をVeeam Software製品からHYCU製品に切り替え、ハイパーバイザーをVMware製品からNutanixの「AHV」に移行させた。その結果、バックアップライセンスのコストが半減した。
住友商事の英国完全子会社であるSEPLの従業員数はわずか17人だ。同社はガス田や油層を探し当てるための調査船や坑井(こうせい)から大量のデータを収集しており、保有するデータ量は約250TBに及ぶ。
探査プロジェクトごとに、SEPLは300GB〜400GBの大型ファイルから構成される最大1TBものデータを受け取る。同社は高性能コンピュータを使って、これらのデータを分析する。データ収集・分析用システムの構築には、NetAppのストレージをはじめ、Veeamのバックアップソフトウェア、VMwareの仮想化ソフトウェアなどを活用していた。
2017年、SEPLはデータ収集・分析システムの一部をNutanixのハイパーコンバージドインフラ(HCI)に移行させ、テスト運用を始めた。2020年にはNutanix製HCIの本格採用を決め、全面移行に取り組んだ。SEPLでITとデータ担当のマネジャーを務めるリチャード・インワード氏は「NetAppストレージの維持コストが高額になっていたため、システム移行を決心した」と述べる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...