2010年が元年といわれるほど注目されているデスクトップ仮想化。かつて期待されたシンクライアントやサーバベースコンピューティングとは何が異なるのか。
即断即決が求められる現代のビジネスシーンで、これまでのようにPCの持ち出しを禁止したり自宅や外出先から会社のネットワークへのアクセスを制限したりしていては競争に打ち勝っていくのは難しい。いつでも、どこにいても安全で快適に利用できるITインフラを用意することが、社員に対する企業の責務となりつつある。
それを容易に実現できる手段として、デスクトップ仮想化(仮想デスクトップ技術)に注目が集まっている。
デスクトップの仮想化とは、各ユーザーに分散していたデスクトップPC内のOSやデータ、アプリケーションのすべてをサーバやデータセンターに集約し、仮想デスクトップとしてPCやスマートフォンなどさまざまな端末からリモートアクセスできるようにする技術のこと。OSやアプリケーションが入っていなくてもユーザーは普段使っている端末をそのまま使用でき、WindowsやMac、Linux環境でも従来通りのアプリケーションが利用できることがポイントだ。一方、管理者にとっては、わざわざ専用端末を用意する必要はなく、重要なデータを集中管理することで、OSやアプリケーションのメンテナンス、印刷やコピーの制御などセキュリティ対策も一括でできるのが大きなメリットとなる。
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いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
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